「御所解に天鼓」塩瀬絽の染め帯、夏帯です。

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商品詳細

五泉塩瀬絽濃墨色地名古屋帯*天鼓(未仕立)

販売価格: 57,000円 (税込)
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夏の定番、上質な五泉塩瀬絽に、伝統的な御所解文様の表現技法で、 『天鼓』 を染めました。

 

御所解は、もとは江戸時代の奥女中の制服でもあった御所風の風景文様。

そこにさまざまなアイテムを取り入れて、物語や詩歌、謡曲などを暗示して楽しまれたりもしたそうです。

御所解の醍醐味は、糸目糊によって染め残された白い線。

昔ながらのもち米糊による糸目の線は、わずかに滲み、揺らぎ、、深みのある印象を与えます。

 

前は、関東側には松や青紅葉を、関西側には月を染めました。

 

 『天鼓』 

天鼓と名付けられた、不思議な少年。

少年が生まれた時、天から鼓が降ってきたのでした。

天鼓少年は、その鼓を見事に打ち鳴らしながら、ともに育ちました。

やがてその評判を聞いた帝が鼓を差し出すように命じ、拒んだ天鼓少年は、呂水の江に沈められてしまいます。

しかし、残った鼓は誰が打っても音を発しません。

帝は、息子を失って嘆き悲しんでいる老父を呼び、鼓を打つように命じました。

愛しいわが子を想いながら老父が鼓を打つと、この世のものとは思われぬ美しい音が鳴り響くのでした。

この奇跡をあはれと思った帝は、呂水のほとりで天鼓少年の供養をとり行いました。

すると天鼓の霊が現れ、懐かしい鼓を楽しげに打ち鳴らし、喜びの舞に興じるのでした。

その姿は、この世の情念からかけ離れた精霊のように、無邪気で、自由で、神秘的でした。

そして空も白む頃、夢か幻のように消えていったのでした。

 

月にうそむき 水にたわむれ

波をうがち 袖を返すや

夜遊びの舞楽も時去りて

またうち寄りて現夢か

またうち寄りて現夢か

幻とこそなりにけれ

 

 

 

生地/五泉塩瀬絽帯地

夏の名古屋帯の定番、五泉塩瀬絽。

しなやかでいてしっかりとした、上質な帯用生地です。

 

地色/濃墨色、チャコールグレー

深みのある濃いグレーです。

黒に近い感覚で合わせやすく、黒よりも情緒的で柔らかな印象です。

 

おすすめの着用時期

単衣の時期と夏。

 

おすすめの着物合わせ

夏紬や上布、小紋、色無地jなど。

 

*パールトーン加工、お仕立ても承ります。